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シェルターバッグ(Shelter Bag)SB-1 商品案内

 難燃性素材にとことんこだわって、寝袋型の核シェルター「シェルターバッグ」を作りました。

 寝袋の外側を約1000℃まで耐えられるシリカクロス(JIS A 1323 A種合格)で覆い、その内側に断熱シート(耐熱温度は連続250℃だが、耐炎燃性にも優れており、LOI値50~60であり、空気中では燃焼しない性質を持ちます。JIS Kー7201)を2層入れ、さらにその内側にシリカクロスを入れています。

 この4層で構成された袋を作りました。

 ケブラー糸(Kevler)という難燃性の糸(分解温度は427℃~482℃)を使って、全て縫い合わせました。

 ケブラー糸に炎や熱線が直撃しにくいように、寝袋の周辺部はさらにシリカクロスをかぶせて縫い合わせています。

 出入口の開口部には、4つの閉鎖手段を用意いたしました。

①紐を使って、封筒のように開口部を閉じる方法。

②寝袋の外の人が、外から面ファスナー(マジックテープ)部分を押すことによって開口部を閉じる方法

③内側の天側に設けられた2つの取っ手を両手で持ち、下に押し下げることによって開口部を閉じる方法

④寝袋の奥まで人が入った上で、内側の天側に設けられた大型のポケットに頭と腕を突っ込み、重力の力で下へ押し下げることによって、開口部を閉じる方法

 

 これらのうち、簡単に早く効果的に遮蔽するには、④が最もお勧めです。

 時間があれば、④と①を組み合わせて2重に熱をブロックしてもいいと思います。

 ③は、必要ないかもしれませんが、予備の閉鎖手段として設けております。

 ②は、寝袋の中に入る人が例えば子供の方だったり高齢者の方だったり障碍者の方だったりしたときに、自分で開口部を閉められない可能性がありますので、外部の人が寝袋を閉められるように、面ファスナー(マジックテープ)を用意いたしました。

 この寝袋型の核シェルターを考えるにあたって、一番苦労した部分はこの開口部です。

 最初は金属ファスナーを使って閉じる方法を考えておりましたが、それだと万一核戦争が起こったときに、閉めたはいいが開けられなくなるリスクがあることが判明いたしました。

 それは熱によるファスナー部分の変質のため、ファスナーが動かなくなるとかの「閉じ込められるリスク」です。

 閉じ込められて出られなくなって死んでしまうのは製造物責任を問われる可能性がありました。

 そこで考え出されたのがこの4つの開閉方法です。

 これらは、その「閉じ込められるリスク」がほとんどないと予想されます。

 この袋の中に人が入っていれば、爆弾爆発熱(長くても20秒くらいと予想します。)と飛来物(ガラスなど)から全身が被害を受ける可能性が大いに減らせます。

 Jアラート(全国瞬時警報システム)の音が鳴ったら、すぐにこの袋に入り開口部を閉めれば、爆弾爆発熱で死亡したり被爆したりする可能性が大きく減らせます。

 ただし、繰り返しになりますが、このシェルターバッグSB-1には放射能遮蔽能力はありません。

    建物の火災時に避難するシェルターではありません。(数分にわたって炎にさらされると、蒸し焼きになってしまいます。数分にわたって炎にさらられると、シェルターバッグは燃えませんが、中が高温になります。)

 ​あくまで20秒~30秒と想定される瞬間的な核爆弾爆発熱とガラス飛来物から全身を守るためのシェルターバッグです。

シェルターバッグ収納時です。奥行き35センチ、横幅125センチ、高さ35センチです。重さ16.2キロです。

​寄りかかる壁があれば、縦置きも出来ます。縦横35センチ、高さ125センチの収納空間があれば、収納できます。

収納袋も難燃性にトコトンこだわって作りました。また、一人で収納できるよう、ゆとりを持った構造になっています。そのため、収納時に少しだぶだぶになります。

収納袋に入っているシェルターバッグ本体です。重さは14.4キロです。黒いベルトは難燃性ではありません。万一核爆弾の爆発の恐れがある時は、シェルターバッグの中へ、黒いベルトも身体と一緒に避難させることをお勧めします。

​黒いベルトを外し、巻いてある寝袋状のシェルターバッグを開いていきます。

​シェルターバッグ本体を開ききったところです。

​シェルターバッグ本体に人が入って、出入り口を閉じたシーンです。紐で開口部を閉め、中の天側に設けられたポケットに頭と手を突っ込んでいます(紐を引っ張りながら)。縦258センチ横110センチです。

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